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バルトレックスは他の薬との併用禁忌がある

バルトレックスには併用禁忌とされている医薬品が複数ありますので、常用しているお薬がある方はよく確認をした上で服用を開始することが大切です。
バルトレックスの併用禁忌薬として代表的なものに、プロベネシド・シメチジンやミコフェノール酸モフェチル、テオフィリンなどが挙げられます。

バルトレックスに含まれている有効成分バラシクロビルは、肝臓で代謝された後アシクロビルという成分へと変わり腎尿細管を通って排泄されていきます。
腎機能に問題があったり、併用している薬の影響に寄ってアシクロビルの排出が滞ると、体内に成分が溜まった状態となり副作用が起きる可能性がありますので注意が必要です。

腎尿細管内でアシクロビルの濃度が溶解度を超えてしまうと、結晶化が起こり腎障害を引き起こす可能性があるといわれています。

プロベネシドは痛風や高尿酸血症の治療に用いられる薬であり、腎臓からの排泄を競合的に阻害して成分の血中濃度を高めるという作用を持っていますので、バルトレックスと併用するとアシクロビルの排出も阻害されてしまうのです。
シメチジンは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療に使用される他、胃薬等にも広く用いられています。
胃酸抑制薬であるシメチジンは腎尿細管で分泌される成分を抑制する働きを持っているため、こちらもアシクロビルの血中濃度を上げてしまいます。

ミコフェノール酸モフェチル及びテオフィリンも競合して排泄を抑制する働きを持っているため、併用禁忌薬です。
またテオフィリンの場合はアシクロビルが代謝を阻害する作用を発揮するため、テオフィリンの血中濃度が上昇し中毒症状を引き起こす可能性があるとされています。

一般的に用いられている解熱鎮痛剤や抗生物質といった医薬品については、バルトレックスと問題なく併用できるとされていますが、体質等によって影響に差があるため、自分自身で判断をせず医師と相談をした上で併用を判断する必要があるでしょう。

シメチジンとの併用は副作用の確率が高い

バルトレックスには複数の併用禁忌薬がありますが、その中でも併用によって副作用が引き起こされる確率が高いとされているのはシメチジンです。
シメチジンはヒスタミンH2受容体拮抗薬の一種であり、胃酸抑制薬として様々な胃の症状の緩和に用いられています。

腎尿細管排泄においてバルトレックスと競合し、成分の排出を阻害することから、アシクロビルの血中濃度上昇を引き起こすのです。
バルトレックスが肝臓で代謝された後に変化する物質、アシクロビルは腎機能が低下している人にとって悪影響をもたらすとされています。
シメチジンは腎臓からの排出を抑制する作用を持つ薬ですので、結果的にアシクロビルによる影響を増大させてしまうのです。

シメチジンはプロベネシドよりもアシクロビルの血中濃度を上昇させにくいとされていますが、バルトレックスの副作用リスクを高めてしまうといわれています。

シメチジンは胃酸を抑え胃痛を緩和する薬として、広く市販薬にも用いられているため、副作用を避ける上でしっかりと確認をしておきたい成分です。
バルトレックスの服用を開始する際には常備している薬等にシメチジンが含まれていないかを確認しておくと良いでしょう。

バルトレックスを禁忌薬と併用することによって引き起こされる重大な副作用に、急性腎不全や意識障害、アナフィラキシーショックなどがあります。
腎尿細管からの成分排出に悪影響を及ぼすシメチジンを併用すると、これらの副作用が起きてしまうリスクが高まるのです。
重大な副作用が引き起こされる可能性はそれほど高いものではありませんが、併用禁忌薬の影響によってその確率が上昇してしまいます。
併用禁忌薬を把握しておくこと、そして医師の判断を仰ぐことが、副作用を防ぐ上で非常に大切です。

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